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本当に出会いは簡単だった
 夜空に星をみつけるように
 
あたりまえのように気が合って 
 一緒に歩いていた
 
 
二人の歩幅が合わないことも 
 不思議さえ思わなかった
 
足跡の数だけ 感じていた二人の轍
 
潮風が頬をさすって 溶けていたあの夕日
 
 

「若かった」なんて 
 簡単に言わないで欲しい
 
確かにあの時は 生きる意味も分かっていたんだ
 
「青かった」なんて 
 簡単に言わないで欲しい
 
遠い青空に 青い僕が溶けてしまうから



本当に別れは簡単だった 

まるで安い磁石のように

あたりまえのように机の上で
 意味なく離れていた

 

二人の歩幅が合わないことが 
大きなズレとなってた

足跡の数だけ 感じていた二人の轍

夜風が頬をさすって 感じていた流れ星

 

「辛かった」なんて
 簡単に言わないで欲しい

たたきつけられたタバコのように 想いを潰したくないんだ

「さようなら」なんて
 絶対に言わないで欲しい

涙の轍で あなたがかすんでしまうから

別れを肌で感じるたびに 
二度と恋に落ちないと

終わりを始まりとは 思えなくなっていた

轍よ応えて 僕は間違ってますか?

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