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大好きでした
僕の左側
見なれた街灯のした
いつもあなたが
笑ってくれたよね
信号待ちで
約束したよね
一生あなたの
そばにいるって
時間が経てば
忘れることや
ささいなことはいつでも
胸をつめる
大好きでした
二人で乗った自転車
大好きでした
意味ないファーストフード
大好きでした
急な通り雨も
だけど全部遠い
思い出
一緒になった
夏が一回りして
一人になってまたあなた
思い出した
遠い空に
浮かぶ花火は
あの頃のあなたと
よく似ていたよ
例え離れても
花火の音と
あなたの声は変わらず
胸を突くから
大好きでした
花火が見える屋上
大好きでした
浴衣に結んだ髪
大好きでした
ほんとうにあなたが
今も捨てきれない
想い
辛いことでした
最終列車のベル
辛いことでした
いつまでも手を振る僕
今の僕には
遠かった距離の
寂しささえこんなに
愛しい
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